こんにちは、keiです。
- ベトナムに出向とか大丈夫かな
- そもそもベトナムってどんな場所だろう
- ベトナムに出向したら何するんだろう
今回は、そんな方に向けて僕の例を含めて紹介していきます。
記事の内容はこんな感じ。
- ベトナムがどんな場所かをまとめました
- ベトナムでの業務内容を紹介します
そんな僕は、コロナで延期になっていたベトナム出向の手続きが再開し、いよいよ10月に赴任します。
では、行きましょう!
ベトナム出向に向けた予備知識【ベトナムってこんな場所】
ベトナムの概要
ベトナムはひとことで言うと”意外と発展している”です。恥ずかしながら、僕も5年ほど前に出張で行くまでは全然知りませんでした。
ベトナムは中国やラオス、カンボジアと隣接した東南アジアの国で、国土面積は日本の4/5くらいの広さがあります。これは日本から九州地方を除いた程度の面積になります。
人口は約1億人弱、平均年齢は31歳と日本の48.4歳と比べても圧倒的に若いことがわかります(平均年齢が低い理由はベトナム戦争と関係があるので、気になる方は調べてみて下さい)。
GDPの成長率は6~7%と、今後の成長が期待される国の一つです。
ちなみに長くフランス領であったこともあり、ハノイやホーチミンでは「東洋のパリ」と呼ばれる街並みがみられたり、サッカーが人気だったりと、一部フランスの文化も見られます。
ベトナムに進出している企業
ベトナムには、僕の会社のライバル企業でもあるキヤノンをはじめ、パナソニック、トヨタ、資生堂、花王、イオン、ファミリーマートなど様々な業種の日系企業が多く進出しています。
その数なんと1943社に上ります。
ベトナムについて感じていること
ちょっとユニクロで買った服を裏返して見てみてください。
最近感じることですが、特に靴や服など衣料品にMADE IN VIETNAMが増えていませんか?ひと昔前まではMADE IN CHINAが多かったですよね。
僕の会社も比較的最近になってベトナム工場を立ち上げましたが、中国に近いという土地柄もベトナムの発展に一役買っていると思っています。
人件費の安さから中国に生産拠点を持つメーカーが多いですが、近年中国の人件費が高騰してきたため、各社ともにベトナムやタイなどの東南アジアへの進出がみられます。
特にベトナムは陸続きの隣接国ということで、金型の移管をはじめ原材料や部品の調達がしやすいというメリットがあります。
そのおかげで僕もベトナムへの出向のチャンスをもらえましたし、おそらく中国への出張も何度かあると思います。
ベトナム出向後の業務内容について
ベトナムでの業務
ベトナムでは工場で生産関係の仕事をする予定です。
どのメーカーも同じだと思いますが、量産品を作ったら検査をしますよね。この検査でNGとなったコピー機は出荷できなくなってしまうわけですが、ほかの製品にも同じNGが発生する可能性があるため、すぐにその原因究明をする必要があります。
これがメインの業務ですが、出向者は人数が少ないためほかの業務も多く経験できるはずです。
工場に納品された部品の受入検査、機能の少ない部品や簡単な部品の金型の内製、多くの機種の品質管理や日本とのパイプ役などなど。
その中でも僕は仕入れ先と部品の価格交渉などを行う調達業務を経験したいと思っています。
将来のキャリアを考えたうえで、もともと希望していたのが日本の調達部門だったからです。このあたりは別記事で詳しくお話しします。
やったことない仕事で大丈夫?
結論からいうと大丈夫だと思います。理由は、業務内容は違っても考え方は同じだからです。
僕は開発部門にいますが、開発でも生産でもトラブルが起きたときにはQCストーリー(問題解決ストーリー)にそって問題解決をしていきます。
簡単に言うと以下の手順。
- 印刷したら紙詰まりが発生(問題)
- 使った用紙、印刷した画像、温湿度など、どんな条件で紙詰まりが発生したかをまとめる(現状把握)
- まとめた条件から、トラブルが発生した原因の仮説を立てる(仮説立案)
- 仮説が正しいかを検証する。トラブルが起きたコピー機で原因を取り除いてトラブルが起きなくなるか、正常なコピー機にトラブルの原因を与えてトラブルが再現するかを確認する。(仮説検証)
- 原因が判明したら恒久対策を導入する。(対策立案)
今回は以上です。
ベトナム入国後は14日間の隔離生活が始まるので、その様子なども紹介していきたいと思います。
アイキャッチ画像の出典:Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
画像の出典:Katerina LimpitsouniによるunDrawからの画像